Gambit

Jira 作業での Gambit

Gambit は、チームがすでに Jira で進めている作業 (バグ、サポート リクエスト、エピック、ダッシュボード) に、顧客と売上の情報を届けます。

すべての作業項目に顧客パネル

ソフトウェアとサービスのスペースに Gambit の顧客パネルを追加すると、各作業項目に関係する顧客が表示されます。取引先ごとに名前、ティア、売上、ヘルスとその主な理由、進行中の商談、契約更新日を確認できます。

  • カスタマー リクエストを追加 で、取引先 (必要に応じてその取引先の進行中の商談 1 件も) を作業項目にワンクリックでリンクできます。1 つの作業項目にリンクできる取引先は最大 100 件です。
  • リンクされた取引先はすべて名前と件数が表示されます。 開く権限がない取引先でも、パネルには名前、ティア、売上、所有者が表示され、「この取引先を開けません。所有者にアクセス権をリクエストしてください。」と案内されます。

JQL とフィルターで使える Revenue impact

顧客がリンクされたソフトウェアまたはサービスの作業項目には、Revenue impact フィールドが付きます。影響する売上、進行中のパイプライン、リスクのある売上、最上位のティア、直近の契約更新を示します (例: "USD 310000 ARR at stake · Acme Corp, Globex +1")。JQL で検索やフィルターに使えます。ORDER BY frArr DESC を使うと、どの検索結果も影響する金額の順に並べ替えられるため、顧客が待っているものを基準に計画を立てられます。列ヘッダーで並べ替えた場合は、金額ではなく、リンクされた取引先の順に作業項目が並びます。

"Revenue impact.arr" > 100000 AND statusCategory != Done ORDER BY frArr DESC
"Revenue impact.renewalDate" <= endOfDay("+90d")
"Revenue impact.accountNames" ~ "acme"

Revenue impact は自動で最新の状態に保たれます。インポートやレポート通貨の変更など大きな変更の後は、少しずつ値が再計算されます (有料エディションでは 1 日に約 120 件、Free エディションでは 16 件の作業項目)。変更の最初の 100 件の作業項目が後回しになることはありません。再計算を待っている作業項目のパネルには「更新中」と完了の目安が表示され、Revenue impact から算出した合計には「集計中」と表示されます。不完全な数値が知らないうちに表示されることはありません。

すべてのフィールドと検索の一覧は、フィールドと JQL のリファレンスをご覧ください。

サポートリクエストと顧客のリンク

Gambit 自身のスペース以外で作成されたリクエストやバグは、Gambit が自動的に適切な取引先にリンクします。

  • リクエスト作成者のメール アドレスを、取引先責任者または取引先のドメインと照合します。
  • Jira Service Management の組織を使う方法もあります。設定 › リンク で組織を取引先にマッピングしておくと、その対応にもとづいてリンクされます。新しい組織は、設定 › リンク に未マッピングとして表示されます。
  • バグは取引先を引き継ぎます。バグを顧客のリクエストにリンクすると、そのバグも同じ顧客に関連付けられます。

パネルには、リンクされた理由が必ず表示されます。例: 「Acme にリンク済み: 報告者は jane@acme.com」。リンク先が正しくない場合は、 変更 をクリックして別の取引先を選択します。このとき、「@domain を常にこの取引先にリンクする」も選択できます。顧客ではない場合は、 顧客ではない をクリックします。このときは、「このドメインを今後リンクしない」も選択できます。修正内容は、以降のすべてのチェックで維持されます。Gambit が振り分けられないリクエストは、受信トレイの [未リンクのリクエスト] で待機します。また、 設定 › リンク では、選択したスペースを Gambit の対象外にできます。

設定 › リンク では、過去 30 日分または 90 日分のリクエストとバグをまとめてリンクできます。Gambit は、リクエスト作成者のメール アドレスを使ってサポートリクエストを顧客と照合します。

契約更新とヘルス

すべての取引先には 0 から 100 のヘルス スコアがあります。良好 (70 以上)、要注意 (40 から 69)、リスクあり (40 未満) のいずれかです。スコアは、チームがすでに生み出しているシグナルから算出されます。サポートの件数とその傾向、優先度の高いリクエスト、SLA 違反、未解決のバグとその経過日数、チームの返信の速さ、最後の会話からの日数、契約更新までの期間、アップセル商談と契約更新商談が同じフェーズにとどまっている期間です。有料エディションでは、Gambit の AI が理由をわかりやすい言葉で説明します。Free エディションでは、主なシグナルがそのまま表示されます (例: 「30 日間に SLA 違反 3 件」)。

  • 契約更新は期限どおりに始まります。 SaaS パック (または契約更新を使う任意のパック) では、各取引先の契約更新日の 120 日前に、Gambit が契約更新の作業項目を作成します (30 から 365 日の範囲で変更できます)。所有者、金額、完了予定日は入力済みです。
  • 問題は所有者に届きます。 取引先のヘルスが 40 を下回るか、1 週間で 15 ポイント下がると、その取引先がホームに表示されます。所有者には主な理由を記した Jira 通知が 1 件届きます。通知は取引先ごとに週 1 回までです。

商談からデリバリーへ

商談が「成立」になると、Gambit はパックのテンプレートを用意したうえで、デリバリーへの引き継ぎを提案します。引き継ぎ先は、デリバリー スペースのエピック、またはテンプレートから作成する新しいスペースです。どちらの場合も、必要な作業はあらかじめ作成されています。

  • デリバリーを開始: 関係するすべての項目を編集できる場合は、すぐに実行されます。編集できない場合は、引き継ぎを提案を使うと、編集できる人に承認リクエストとして送信されます。
  • 引き継がれる内容: 取引先、商談の取引先責任者とその役割、金額 (希望する場合)、SOW、見積書、注文書のファイル、明細行、マッピングしたパックの商用フィールドが引き継がれます。エピックには商談へのリンクが設定されます。
  • 引き継ぎ資料: エピックにコメントとして追加されます。内容は、スコープ、確約事項、ステークホルダー、リスク、未解決の質問です。Free エディションでは、商談のフィールド、関係者、最近のスレッドが一覧で表示されます。
  • 進捗が商談に反映されます。 商談には、デリバリー エピックの進捗と、遅れている日付が表示されます。
  • 引き継ぎを元に戻す: 引き継ぎで作成された内容を削除します。実行できるのは 7 日間です。

通常の Jira でクローズされた商談にも、同じ提案が表示されます。15 分後に、商談の所有者の受信トレイに「成立: デリバリーを開始」が届きます。プロフェッショナル サービス パックにはデリバリー テンプレートが 2 つ、SaaS パックには 1 つ含まれています。Gambit 管理者は、デリバリー テンプレートページでテンプレートを編集できます。

約束と提供済みの通知

営業担当者がメールで交わした約束 (たとえば「1 月 15 日までに EU データレジデンシーに対応」) は、商談と、その約束を実現するエピックにリンクされた Commitment 作業項目になります。エンジニアリング リードは、エピックで誰に何をいつまでに約束したか、どの商談に関わるかを確認できます。エピックの期日が約束の期日を過ぎると、Commitment は At risk に変わり、所有者に通知されます。作業が提供されると、その対応を依頼した取引先の所有者それぞれに、承認用の顧客向け連絡文が下書きとして届き、約束は Kept に変わります。

ダッシュボード: ウィジェットとガジェット

Gambit のレポートと保存済みビューを、Jira のあらゆるダッシュボードに配置できます。

  • 新しい Jira ダッシュボードでは、Gambit report ウィジェットと Gambit list ウィジェットを追加します。report ウィジェットには「このチームの作業を待っている売上」というプリセットが用意されており、各取引先の名前と売上、待機中の作業が表示されます。
  • クラシック ダッシュボードでは、Gambit report ガジェットと Gambit list ガジェットが同じ機能を提供します。

閲覧者ごとに、その人の権限で表示できる結果が表示されます。そのため、1 つの共有ダッシュボードを会社全体で使えます。閲覧者の結果から除外されたレコードがある場合は、ウィジェットにその旨が表示されます (例: 「開けない商談 1 件を除く」)。更新間隔は 15 分、30 分、60 分から選べます。グラフの棒や行をクリックすると、その元になったレコードを開けます。レポートは Free エディションを含むすべてのエディションで利用できます。

自動化テンプレートとアクション

SaaS パックには、Jira の自動化にインポートする自動化ルール テンプレートが含まれています。このテンプレートは、顧客がサポート項目を起票したときに、取引先の所有者へフォローアップを作成します。デフォルトでは 1 日 1 回実行され、選択すれば 1 時間ごとにも設定できます。変更が必要な作業項目だけが対象になります。1 回の実行あたり、および 1 か月あたりに使用する自動化ステップ数も記載されています。

Link to customer account 自動化アクション ([アクションを追加] で Gambit を検索) を使うと、任意のルールから作業項目を取引先にリンクできます。入力を空にすると、リクエスト作成者から取引先が特定されます。このアクションを初めて追加するときは、Atlassian の自動化と Gambit の接続を求められます (Jira では、アプリ名が Gambit CRM for Jira と表示される場合があります)。[接続] を選択し、アクセスを一度許可してください。ルールは、接続したユーザーとしてアクションを実行します。そのため、リンクできるのは、そのユーザーが表示および編集できる作業項目だけです。

Gambit 独自の AI、取り込み、バックグラウンド ジョブはサブスクリプションに含まれ、Rovo クレジットも自動化ステップも消費しません。Rovo の Gambit エージェント、Gambit のツールを使用する Rovo Studio のエージェント、Gambit のテンプレートまたはアクションで作成した自動化ルールは、Atlassian の利用枠を消費します。Rovo クレジットは 2026 年 12 月 3 日から、自動化ステップは 12 月 3 日以降の最初の更新日から対象になります。ルールごとの消費量は、管理者の [使用状況] タブで確認できます。